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アルガルベカップ2019なでしこジャパンのメンバーと注目選手を徹底予想!

FIFA女子ワールドカップを控える2019年。

女子サッカー界としては大きな年になる。

サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」にとっては8年ぶりの栄冠をつかみに行きたいところ。

高倉麻子監督監督は「五輪に向けての通過点とは捉えていない。全力でやる。全てをここにぶつけて世界一を狙う」と話していて、士気は高い。

年明け早々の2月末にはアメリカで開かれる「SheBelieves Cup」、直後の3月にはポルトガルでは「アルガルベカップ」があり、日程調整は厳しい。

3月の「アルガルヴェカップ」は女子サッカー界をけん引するアメリカ代表、ドイツ代表などが例年不参加ではあるものの、ワールドカップで対戦する可能性が高い相手とのマッチング。力比べの意味合いでは大きい物になるだろう。

メンバーとして誰が選ばれるのかも気になるところ。

「アルガルヴェ・カップ」の選抜メンバーの顔ぶれを見れば、FIFA女子ワールドカップ2019日本代表にどの選手が選出されるかもほぼ確定するので注目が集まる。

そこで、誰がメンバーとして選ばれるかを予想してみた。

アルガルヴェカップはなでしこジャパンにとって栄光を取り戻すきっかけに?

2011年にはワールドカップを制し、世界のトップランカーだったなでしこジャパン。

今では世界ランキングトップ10から外れてしまった。

あの頃の栄光を取り戻す長い旅路の最終章。

その一幕が「アルガルヴェ・カップ」となるのは間違いない。

2018年の同大会では初戦オランダの2―6。

残り2戦を勝つも、5位決定戦という現実が待ち受けていた。

辛酸をなめた「なでしこジャパン」。

2018年にはアジア女王へと返り咲き。いよいよ勝負の年を迎えた。

リベンジにもなる「アルガルヴェ・カップ」こそが真価が問われるだろう。

アルガルヴェ・カップ2019の日程や対戦相手

気になる詳細な日程はまだ未発表の状態。対戦相手もまだ不明であり、対策等々もこれから。

メディアが騒ぎ出すのも2月末当たりからだろう。一般に公開されるのはそのころだろうと予想される。

地上波の放送も現時点では分からないが、日本国民の期待を乗せた戦いは3月。グループステージが始まる。

アルガルベカップの出場メンバーを予想!

今回の出場メンバーの予想は例年に比べて難しいものになるだろう。

例年であれば主力を投入して戦いぬくところではあるが、直前の「SheBelieves Cup」への参加を表明しており、高倉監督が今大会をどの立ち位置で見ているか次第なところが大きい。

どちらを重視するかは協会の意向と監督の考え次第としか言いようがない。

どちらを重視するか。

国民が知っているスター選手の配置は頭を抱えているところではないだろうか。

あくまで本番はワールドカップ。

強行日程の末、ケガで離脱などされたらたまったものではない。

これまで積み上げてきたものが一瞬で崩れ落ちる。

この時期で一番怖いのが故障なのだ。

海外組や国内組の調整も必要でもある。

メンバーをガラッと変える可能性も十分にありえるだろう。

立ち位置はどちらの大会も本番直前のテストマッチである可能性も否めない。

タイトルを取れた方がいいのは間違いないが、ここまで来て目先の栄光で全てを狂わせてしまう方がもったいない。

しかし、今回の代表候補はもしかすると例年とまた違った意味で期待できるかもしれない。

2018年U-20世代を対象にしたワールドカップで優勝した国こそ日本代表。

若手世代の成長著しい国なのは間違いない。

仮に「アルガルベカップ」を若手の国際大会経験の場や試験の場としても、結果が出てくるかもしれない。

国民の目に新たに飛び込むスター選手の姿が見られるかも知れない。個人的にはわくわくするところ。

注目選手を上げて行きたい。

まずはぜひ使ってほしいと願う若手選手はMF長野風花とDF南萌華の2選手。

前述したU-20のメンバーでもあり、11月の試合で招集されている経験は若手世代の中では財産。

高倉監督の戦術を知っていることも大きい。

MF長野は結果も残しただけに期待値は大きい。

未来を担うなでしこである彼女たちに期待を寄せたいところ。

なでしこジャパンは一時期に比べるとメディアへの露出も少なくなった。

露出を増やすためには結果はもちろん。

誰が見ても面白いサッカーが大事であり、攻撃は欠かせない。

今季なでしこリーグMVPのFW田中美南。

18年全ての試合で招集されているFW増矢理花、同様に昨年のなでしこの中で最多9得点を挙げているFW岩渕真奈 。

3人ともに経験はあり、熟練した技術と得点能力で攻撃陣を引っ張ってほしい。

なでしこの弱点が一つ。アジアの外に出た途端に守備がもろくなってしまう。

男女ともに共通する課題だが、ここに来て大きく変革させるのはリスキー。

DF鮫島彩、キャプテンも務めるDF熊谷紗希を中心に守備を整えなくてはならない。

現在無名の選手にも可能性があるとするとこのポジションだろう。

新戦力の登場は十分にあり得る。

個人的に推したいのはGK山下杏也加。この大会を勝ち抜けるかはGK次第といってもいい

極論を言ってしまえば1点も取られることがなければ負けることはない。確実に勝ち抜けるだろう。

一時輝きを放ったなでしこジャパン。再興の道を歩めるかは「アルガルヴェカップ
に懸かっている。