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SheBelievesCup(シービリーブズカップ)2019なでしこジャパンのメンバーと注目選手は?

2019年2月27日(水)~3月5日(火)にアメリカで開催される、『2019 She Believes Cup』になでしこジャパンが出場することが決定しました。

なでしこジャパンは毎年国際試合や強化試合を行っていますが、今年は女子のワールドカップが開催される年でもあり、強化試合を通じてワールドカップにつながるチーム作りをするために、強豪国が集まる『2019 She Believes Cup』に初参戦することになったそうです。

その参加国については、開催国であるFIFAランク1位のアメリカのほか、サッカー王国ブラジル、ワールドカップの予選リーグでなでしこジャパンと同組となったイングランドと強豪チームが揃っています。

なでしこジャパンが再び世界一に返り咲くためには必ず立ちはだかる相手なので、今大会の戦いは非常に重要となります。

SheBelievesCup(シービリーブズカップ)2019の試合日程

試合日程(予定)

対戦相手

2019/2/27(水) 19:05 [日本時間 2019/2/28(木) 9:05]
アメリカ

2019/3/2(土) 13:00 [日本時間 2019/3/3(日) 4:00]
ブラジル

2019/3/5(火) 17:25 [日本時間 2019/3/6(水) 7:25]
イングランド

SheBelievesCup(シービリーブズカップ)2019なでしこジャパンの出場メンバー(予想)

※★印が付いた選手は先発が予想されるメンバーです

GK18  ★山下 杏也加  1995/9/29  日テレベレーザ
DF3  ★鮫島 彩  1987/6/16  INAC神戸レオネッサ
DF2  ★宇津木 瑠美  1988/12/5  シアトルレインFC(USA)
DF4  ★熊谷 紗希(Cap.)  1990/10/17  オリンピックリヨン(FRA)
DF22  ★清水 梨紗  1996/6/15 日テレベレーザ
DF5  ★市瀬 菜々  1997/8/4  マイナビベガルタ仙台レディース
MF7  ★中島 依美  1990/9/27  INAC神戸レオネッサ
MF14  ★長谷川 唯  1997/1/29  日テレベレーザ
MF17  ★三浦 成美  1997/7/3  日テレベレーザ
FW8  ★岩渕 真奈  1993/3/18  INAC神戸レオネッサ
FW20  ★横山 久美  1993/8/13  AC長野バルセイロレディース
GK1   池田 咲紀子  1992/9/8  浦和レッズレディース
DF26  南 萌華  1998/12/7  浦和レッズレディース
MF9  川澄 奈穂美  1985/9/23  シアトルレインFC(USA)
MF6  有吉 佐織  1987/11/1  日テレベレーザ
MF15  阪口 萌乃  1992/6/4  アルビレックス新潟レディース
MF25  杉田 妃和  1997/1/31  INAC神戸レオネッサ
MF27  長野 風花  1999/3/9  仁川現代製鉄レッドエンジェルズ(KOR)
FW13  菅澤 優衣香  1990/10/5  浦和レッズレディース
FW11  田中 美南  1994/4/28  日テレベレーザ
FW16  籾木 結花  1996/4/9  日テレベレーザ
FW28  宮澤 ひなた  1999/11/28  日テレベレーザ
FW29  遠藤 純  2000/5/24  JFAアカデミー福島

SheBelievesCup(シービリーブズカップ)2019なでしこジャパンの注目選手

さて、世界の強豪チームが集まる『2019SheBelievesCup』ですが、なでしこジャパンの注目選手は誰になるでしょうか。

まず筆頭に挙げられるのがFW岩渕真奈選手でしょう。

彼女は25歳と若い選手ですが代表初選出は16歳の時で、2011年ドイツ大会、2015年カナダ大会と二度ワールドカップに出場し、18歳の時に出場したドイツ大会では優勝も経験しています。

海外のクラブチームでのプレー経験もあり、ドイツのホッフェンハイム、バイエルン・ミュンヘンでプレーしました。しかし度重なるケガに悩まされ、現在はINAC神戸でプレーをしています。

彼女の最大の武器は細かいタッチのドリブルにあります。岩渕選手は非常に小柄な選手なのですが、そういった選手が細かなドリブルで切り込んでくると大柄な海外DFは対処が難しくなります。

海外DFが岩渕選手のドリブルを止めようとする際、下手に接触をして岩渕選手を倒したり足を引っかけるなどするとファウルとなります。とくに大柄な選手は小柄な選手を倒しやすいのです。相手選手がファウルになるとセットプレーを獲得でき、得点のチャンスが増えます。

ペナルティーエリア内で倒されればPK獲得となり得点の大チャンスとなります。岩渕選手がドリブルでペナルティーエリア内に侵入してくるとDF陣にとって大変な脅威となるのです。

試合が拮抗状態であったり、劣勢に立っている場面では個の力で状況を打開することも必要になってきます。組織的なプレーも大事ですが、時には個人技でゴールまでもっていく事も重要になります。

大会でも岩渕選手には積極的なドリブルを仕掛けて欲しいです。

岩渕選手は昨年11月に行われたノルウェー戦で2ゴールをあげてなでしこジャパンの勝利に貢献しました。今大会でも勝利には彼女の得点が求められるでしょう。

守備面ではベテランのDF熊谷紗希選手が注目選手となるでしょう。

熊谷選手は2017年1月に高倉麻子監督体制となってから新キャプテンに任命されました

彼女はフランスの強豪チーム、オリンピックリヨンで長年プレーをしています。彼女は171cmと大柄なDFで強いフィジカルを持ち、海外選手とも日頃わたりあっているため間違いなくなでしこジャパン守備陣の要となるでしょう。

熊谷紗希選手にはチームのキャプテンとして、DFの要としての役割をこなすことが求められます。

今回出場する他国チームには、非常にスピードがあり昨年7月のなでしこジャパンとの試合でハットトリックを決めたアメリカ代表FWモーガン選手や、2006年から5年連続でFIFA最優秀選手に選ばれたブラジル代表FWマルタ選手など強力なプレーヤーが数多くいます

彼女たちを個々のディフェンスで止めることは不可能であるため、なでしこジャパンには組織的な守備が求められます。熊谷選手には守備面でDF陣をまとめることが求められるのです。

MF長野風花選手やFW宮澤ひなた選手など若手の選手にも注目したいです。

彼女達は昨年11月に代表デビューしました。二人共2018年の20歳以下のワールドカップ・フランス大会の優勝メンバーであり、今後のなでしこジャパンを担う新戦力として期待したいです。