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24時間テレビはチャリティー番組なのにギャラがでるのはなぜ?

24時間テレビと言えば全国の人々の善意の募金で、さまざまなボランティア活動や支援をするチャリティー番組です。

全国各地に募金箱が置かれ、募金総額も例年発表されていますが、その額はというと、サラリーマン(大卒・男性)の生涯年収2億6千万円の何倍もの大金が24時間で集まってしまいます!

ところで、この24時間テレビはチャリティー番組にもかかわらず、出演するタレントにギャラが出るそうなのです。

ギャラも募金すれば募金額がさらに増えるのになぜ?と疑問に思う方も多いはず。

そこで、なぜタレントにギャラが支払われているのかについてリサーチしてみました!

また、現在までの累計募金額についてもリサーチしてみましたよ!

24時間テレビはチャリティー番組なのにギャラがでる理由は?

24時間テレビはチャリティー番組なのにどうしてギャラが出るのかというと、そもそも24時間テレビの募金活動は日テレが行っているものではないという理由からです。

募金活動をしているのは日テレと非常に近しいところに設立された公益社団法人「24時間テレビチャリティー委員会」が募金活動および管理・運営を行なっています。

なぜそんな法人を作ったのか?というと日テレが募金を集めた場合「個人から企業・営利団体への寄付」とみなされて、半分近く納税することになります。

妄想主婦
妄想主婦
集まった募金が全額寄付されなくなってしまうという事ですね!

公の理由としては「集まる寄付金を全額運用したい!」というする目的でできたのが「24時間テレビチャリティー委員会」です。

つまりよりたくさん募金を集めるため、日テレが「24時間テレビチャリティー委員会」の活動を応援するために24時間テレビが放送されているということです。

ここまで聞くとなんだかクリーンなイメージですが、実は本当の目的は募金活動ではないと言われています。

なぜならば外国のチャリティー番組ではスポンサー企業からのお金もすべて活動団体に寄付し、スポンサーCMも流さないのが「チャリティーだから基本」なのです。

でも、24時間テレビはスポンサーより広告収入を得て、CMも放映されていますよね。

この広告収入を日テレの収益としています。

そうなると出演するタレントも営利活動の為の活動ツールになりますのでギャラが発生するのは当たり前=ギャラが発生しているという事のようです。

24時間テレビ募金額の総額は?

24時間テレビはどれくらいの募金額が集まっているのかというのも気になる所ですよね。

歴代の募金額をまとめてみました!

[第1回] 1978年(昭和53年)1,190,118,399円

[第2回] 1979年(昭和54年)727,657,482

[第3回] 1980年(昭和55年)982,293,333

[第4回] 1981年(昭和56年)885,191,232

[第5回] 1982年(昭和57年)605,736,459

[第6回] 1983年(昭和58年)1,036,578,114

[第7回] 1984年(昭和59年)805,085,881

[第8回] 1985年(昭和60年)1,013,429,697

[第9回] 1986年(昭和61年)749,355,128

[第10回] 1987年(昭和62年)885,465,365

[第11回] 1988年(昭和63年)787,437,001

[第12回] 1989年(平成元年)662,211,879

[第13回] 1990年(平成2年)806,551,220

[第14回] 1991年(平成3年)883,192,270

[第15回] 1992年(平成4年)957,702,743

[第16回] 1993年(平成5年)853,389,423

[第17回] 1994年(平成6年)788,460,358

[第18回] 1995年(平成7年)1,056,798,341

[第19回] 1996年(平成8年)909,012,004

[第20回] 1997年(平成9年)960,303,779

[第21回] 1998年(平成10年)908,938,502

[第22回] 1999年(平成11年)877,487,670

[第23回] 2000年(平成12年)768,442,030

[第24回] 2001年(平成13年)846,047,659

[第25回] 2002年(平成14年)765,705,996

[第26回] 2003年(平成15年)776,638,125

[第27回] 2004年(平成16年)719,045,124

[第28回] 2005年(平成17年)1,000,346,999

[第29回] 2006年(平成18年)940,682,462

[第30回] 2007年(平成19年)1,015,442,574

[第31回] 2008年(平成20年)1,083,666,922

[第32回] 2009年(平成21年)951,081,316

[第33回] 2010年(平成22年)974,028,568

[第34回] 2011年(平成23年)1,986,414,252

[第35回] 2012年(平成24年)1,168,471,704

[第36回] 2013年(平成25年)1,545,226,444

[第37回] 2014年(平成26年)936,955,640

[第38回] 2015年(平成27年)856,728,209

[第39回] 2016年(平成28年)887,482,001

[第40回] 2017年(平成29年)699,153,512

[第41回] 2018年(平成30年)893,767,362

合 計 38,147,723,179円

※2018(平成30)年10月16日現在

嵐がメインパーソナリティを務める年は募金額がぐっと上がるようです。

2019年のメインパーソナリティは嵐。

嵐は活動休止前最後のメインパーソナリティとなりますので、今年の募金額はたくさん集まりそうですね。

 

24時間テレビはチャリティー番組なのになぜタレントにギャラが支払われているのか、また現在までの累計募金額についてお伝えしました。

ギャラが発生する理由については納得いくようないかないような…という感じではありますが、過去にはギャラも全額寄付したり、ノーギャラで出演するというタレントさんもいたようですよ。

YOSHIKIさん、萩本欽一さん、木村佳乃さん等。

24時間テレビのギャラ問題については毎回論議が出る所ではありますので、今年もギャラを寄付するタレントさんが出てきそうですよね。