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春のセンバツ2019横浜高校野球部メンバーの注目選手と出身中学一覧!

今年もこの季節がやってきました。

3月23日(土)から4月3日(水)にかけて、兵庫県の阪神甲子園球場にて第91回選抜高等学校野球大会、通称『春のセンバツ甲子園』が開催されます。

今年も選考基準に基づいて名だたる強豪校が32校選出されました。

今回は横浜高校野球部を特集していきたいと思います。

5年ぶり16回目の出場となる横浜高校は過去に本大会を二度制しており、1998年の初優勝時は偉大な投手である松坂大輔を擁していました。

三度目の優勝を狙う横浜高校。

本校の今大会の出場メンバーとその出身中学、そして注目選手が誰になるのかを見ていきましょう。

横浜高校野球部メンバー2019一覧

背番号名前守備学年出身中学出身シニア
1及川雅貴投手3年千葉 八日市場第二中匝瑳リトルシニア
2山口海翔捕手3年神奈川 向丘中横浜青葉ボーイズ
3内海貴斗内野手3年神奈川 末吉中世田谷西リトルシニア
4度会隆輝内野手2年千葉 下貝塚中佐倉リトルシニア
5庄子雄大内野手2年神奈川 希望が丘中中本牧リトルシニア
6津田啓史内野手2年熊本 長嶺中熊本中央ボーイズ
7冨田進悟外野手2年東京 三田中新宿シニア
8小泉龍之介外野手3年福井 武生第二中鯖江ボーイズ
9大手晴外野手2年静岡 竜洋中浜松リトルシニア
10木下幹也投手2年東京 開進第三中世田谷西リトルシニア
11松本隆之介投手2年神奈川 名瀬中戸塚リトルシニア
12小島歩空捕手2年神奈川 名瀬中戸塚リトルシニア
13吉原大稀外野手3年北海道 明星中旭川大雪ボーイズ
14鬼頭勇気内野手2年神奈川 みたけ台中横浜保土ヶ谷ボーイズ
15明沢一生内野手3年神奈川 東鴨居中
16西平圭汰内野手3年神奈川県 横浜南中横浜南ボーイズ
17桑原隼輔捕手3年神奈川 今宿中横浜瀬谷ボーイズ
18黒須大誠投手3年福島 中央台北中いわきボーイズ

(毎日新聞・平成31年2月19日から)

横浜高校野球部メンバーの注目選手

横浜高校の中で注目されている選手といえば、まず左腕の投手である及川雅貴(およかわまさき)が挙げられるでしょう。

最大球速が150キロを超える及川雅貴は、大船渡(岩手)の佐々木朗希、星稜(石川)の奥川恭伸、創志学園(岡山)の西純矢と共にBIG4と呼ばれており、現時点でドラフト上位候補に入る将来も期待されている選手です。

彼は150キロのストレートを投げることでも注目されていますが、彼の一番の決め球は130キロ前後のスライダーとなります。

及川雅貴のスライダーは打者の手元で鋭く落ち、ほとんどの確率で空振りを奪うことができます。

彼のストレートとスライダーの2つですが、スピードとスライダーの精度の高さでいえば、プロの左投手に引けを取りません。

しかし、課題も多くあります。

及川雅貴はストレート、スライダー共に思うようにコントロールできない為、ストライクが取れずにボール先行になり、自分自身を追いつめることが多いです。

ボール先行となる為、球数も多くなります。

球数が少なく収まった時はストライク先行が出来た時のみですが、中々出来ない為、強豪校相手に苦しむ傾向があります。

投球のコントロールが出来ないと、踏み込んだ投球術も出来ません。

また彼はストレートに緩急をつけるなどの感覚を苦手としています。

常に全力でボールを投げないと自身のフォームで投げられない、という特徴があります。

彼は現状、スライダーのコントロールに課題を見出していますが、ストレートのコントロールや緩急をつけた投球を身につけるなど、常に安定した投球フォームで投げ続けることを追求していく必要があります。

投球面の諸課題にしっかりと向き合い克服していけば、今後プロでも活躍できる才能を持った選手です。

高校BIG4と呼ばれる彼はこう言います。

「四天王(BIG4)に入れるレベルには達していません。まだまだ未完成です。」

プロを志望する彼が今後どう完成されていくのか、注目していきたいです。

 

もう1人注目すべき選手は、内野手(セカンド)の渡会隆輝(わたらいりゅうき)がいます。

父がプロ野球選手であった彼は、高卒でもプロに行けるレベルの、天才型の左打者です。

渡会隆輝は走攻守三拍子揃っていますが、特にバットコントロールの巧みさは群を抜いています。

バッティングの操作性の高さが評価されており、小手先ではなく、しっかりと体の回転を使って強く振ることが出来ていて、相手投手とのタイミングの取り方も絶妙です。

スイングフォームを見てみると、グリップを高い位置において背筋を伸ばして構えています。

腰が据わっていてバランスのいい構えです。

非常にセンスのある渡会隆輝ですが、スイングスピードも驚異的です。

ヘッドスピードが150キロを超えており、プロ野球選手の平均140キロ代を上回っています。

パワーがあり本塁打も打つことが出来ます。

彼は守備面でも優れており、難しいボールも簡単にさばくことが出来ます。

侍ジャパンU-15代表に選ばれた際、代表スタッフから二塁守備の極意を学んだことにより、打球への反応や動きの連動性、プレーの視野が広がりました。

実践経験を経て動きにスピードと確実性も出てきて、飛んできた打球を簡単にアウトに出来る力を持っています。今大会でも大きな活躍が期待できるでしょう。

 

及川雅貴と渡会隆輝、今後の成長と活躍が期待できる2選手を今回ピックアップしてみました。

2人共大きな才能と将来性がありますが、大会中どのようなプレーを見せるのか今から楽しみです。

その他の選手たちも優勝を目指して奮闘し、大会を通じて成長していって欲しいです。

 

出場する高校球児達が、勝利を目指して熱い戦いを見せる春のセンバツ甲子園。

今年はどのような戦いを見せてくれるのか、優勝旗を手にするのはどの高校になるのか、目が離せません。